まず全体の構造から。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0:00〜40:27 | 技術説明・デモ・自己紹介 |
| 40:27〜48:08 | コミュニティ紹介、会員の事例、創設の目的 |
| 48:08〜59:00 | 第2期の募集条件、特典、審査、面談の案内 |
参加費・料金体系は、59分半のどこにも出てきません。月額なのか一括なのか、期間はいくらなのかも不明のままです。動画に出てくる「月額200ドル」は、AIツールを動かすためのサブスク料金の例であって、コミュニティの会費ではありません。
補助金エージェントという検索サイトを例に出します。
| 項目 | 語られた数字 |
|---|---|
| 運営期間 | 約2ヶ月 |
| 月間ユーザー数 | 20万〜30万人 |
| 集客経路 | すべて検索エンジン(広告費0円) |
| 人件費 | 0円(社員・外注ゼロ) |
| 問い合わせ | 1日100件 |
| 同時進行 | このプロジェクトを10個並行 |
伸びる理屈 [35:26]「記事が増えれば増えるほどPVが伸びる、ユーザー数が増えるという構成になっている」。新しい給付金を見つける → 記事にする → また見つける、の繰り返しです。
サイト画面とHREFS(SEO分析ツール)の右肩上がりのグラフを画面共有で見せています。動画内には、第三者が確認できる出典は示されていません。
この動画の中身は、この分類にほぼ集約されます。
| やり方 | 誰がここにいるか | |
|---|---|---|
| レベル1 | AIに相談する | ChatGPTやGeminiとチャットする。世の中の大半はここ |
| レベル2 | AIに指示して作業させる | Claude CodeやCodexに日本語で頼み、資料・LP・分析を作らせる |
| レベル3 | AIが自分で考えて実行する | 人間は指示も承認もしない。24時間勝手に事業が回る ← 動画のテーマ |
人間が指示して、AIの答えを承認して、次に進む。この普通の使い方を Human in the Loop(人間が輪の中にいる) と呼び、これをやめようという話です。理由は稼働時間の計算にあります。
| 計算 | 年間稼働時間 | |
|---|---|---|
| 人間がAIを使う | 1日8時間 × 365日(休みなし) | 2,920時間 |
| 人間が輪から外れる | 10事業 × 10体 × 24時間 × 365日 | 876,000時間 |
差は300倍。「1人の会社を経営するか、300人の会社を経営するかの差」と表現しています。なお、これは上記の条件を置いた単純な掛け算で、エラー対応や品質確認の時間は含まれていません。
| 従来 | AI時代 | |
|---|---|---|
| 事業数 | 1つに集中 | 10〜20を同時並行 |
| お金 | 大量の資金調達 | 月額200ドルのサブスクだけ |
| 人 | 大量採用 | 採用ゼロ |
| 発想 | 1つを確実に当てる | 20個やって1個当たればいい |
この取り組みの出発点にあたる部分です。
OpenClaw は、人間が指示しなくても時間になれば勝手に起動し、メールやカレンダーを処理する仕組みを最初に作ったプロダクトです。話し手はこれを「24時間自律実行の思想が優れていた」と評価しています。
ただし採用しませんでした。理由は3つ [18:49]。
そこで思想だけを移植しました。 [19:16]「この思想自体を、今一番精度が高いと言われているClaude CodeだったりCodexに移植して、事業を24時間回せる仕組みが作れないか」。これがプロジェクトを始めたきっかけだと説明しています。
技術説明の背骨にあたる部分です。[25:05]
「単純に同じ業務を24時間させるだけだと、賢くなったり改善することが難しい」。片方だけでは成立しない、というのが話し手の考えです。
ここが動画の本体です。
[27:45] 一番上のレイヤーには アルセウス・ミュウ・ゲンガーの3体がいます。ただし話し手は「アルセウスとミュウは今回割愛します」と述べ、説明していません。動画で中身が語られるのはゲンガーだけで、司令塔レイヤーの3分の2は未公開です。
| 名前 | 担当 | 頻度・実績 |
|---|---|---|
| ゲンガー | 施策立案(司令塔) | 1日1回。今日やることを決める |
| ケーシー | SEO分析レポート | 1日2〜3回。GA4とSearch Consoleをクロス集計してDiscordへ |
| レアコイル | 給付金データ収集 | 1日1回。ある日は11件の新着を発見 |
| ピジョット | 一覧ページ制作 | 「展示会で使える補助金」等のまとめページを量産 |
| ロコン | note投稿 | 1日2〜3本。ログインから投稿ボタンまで全自動 |
| バタフリー | 記事制作 | 1時間に1回起動 |
| ピカチュウ | オウンドメディアの記事執筆 | 話し手ともう一人の専門家講師の対話形式で記事を作る |
| スターミー | フォーム営業 | 企業の問い合わせフォームへ自動送信。累計2万件 |
| アルセウス | ノウハウ蓄積 | 施策の振り返りを社内Wikipedia化 |
Googleが2025年2月に発表した研究(Co-Scientistモデル)の応用だと説明しています。
ここは聞き取りが不明瞭です。案の数は文字起こし上「それぞれ5万ずつ、大体15万ずつ」となっており、「5案ずつ・合計15案」の可能性が高いものの断定できません。方式名も「色トーナメント」と聞こえ、Eloトーナメント(チェスの格付け方式)の可能性がありますが確定できません。
各AIは自分の記憶を持ちません。代わりに共通のデータベース1つに全員が行動ログと結果を書き込み、動く前に必ずそれを読みます。だから「今日はこの施策を優先しろと言われている」と全員が理解でき、AI同士のバトンタッチが成立します。話し手はここを設計の要点として挙げています。
.claude/agents/ … 各エージェントの人格・役割をテキストで置くagent skills … エージェントに渡す「技」を定義(Xを分析する技、noteに投稿する技など)logs/AgentDB … 共通の記憶データベース[15:57] 本人の普段の仕事はディスプレイ2枚。左側に CMAX というターミナルアプリを開き、そこに10個のAIエージェントを並列させて、音声マイクで24時間話しかけ続けるやり方です。
画面録画で次々に見せられます。ここが一番インパクトのある部分です。
| デモ | 内容 |
|---|---|
| note自動投稿 | ログインから投稿まで全自動。17日間連続投稿、本人は一切触っていない |
| X(Twitter)自動運用 | 1日3回トレンド調査 → 投稿案を自動作成。78万インプレッションのバズが発生 |
| 記事の自動生成 | 1日6本。表・引用・図解込み、関連ツイートの埋め込みまで。例「Claude Code完全インストールガイド」 |
| バナー生成 | 日本語の指示だけで10案。「外注すれば1枚7,000〜1万円の品質」と主張 |
| LP生成 | バナーとデザインを揃えたページを10パターン同時に生成 |
| ポートフォリオ生成 | 上の制作物を実績として並べたサイトを一瞬で作成 |
| 案件応募の自動化 | クラウドソーシングに自動ログイン → 条件の合う案件を探す → 金額とアピール文を自動入力。ただし [11:51]「今回ボタンは押しませんでした」。送信はしていない |
動画内で語られた事例です。いずれも口頭で、確認できる出典は示されていません。
年収500万で頭打ち、転職を検討していた。「転職せずAIに任せろ」と助言し、同じ仕組みを渡してフルリモート案件を3社同時に受注。分析・要件定義・コンテンツ制作はすべてAIで、人間がやるのは会議だけ。年収500万 × 3 = 1,500万円に。
1. コンサルタント
相談対応やチャット返信に追われ、新規事業に手が回らなかった。自分のノウハウを全部テキスト化し、メール・LINE・Slack・Chatworkの一次回答をAIに任せた。空いた時間で新規事業を立ち上げ、月商300万円の売上アップ。
2. デジタル広告代理店の社長
案件は増えているが、その都度新卒を採用して育てないと回らない体制に不安を持っていた。クリエイティブ制作・LP制作・レポーティングをAIに置き換え。[43:37]「最初はなかなか成果が出るまで時間がかかった」が、調整を重ねて精度が合ってきて、利益率とROASが改善。
3. フリーランスWebディレクター
クライアントからAIの相談が増えたのに何も答えられず、「クビになるのでは」と焦っていた。コミュニティで自分で触るところから始め、システム開発ができるようになり、AIコンサルタントに転身。
45分31秒からの、コミュニティを作った理由の説明です。
ここから募集の案内に切り替わります。
これは固定ではありません。[54:31]「新しい自動運転システムが毎月すごい勢いで増えている」。誰かが作ると共有され、それを見た別の会員が自分用に改良し、また新しいものが生まれる。[54:58]「コミュニティ自体が永遠に進化し続けている感覚に近い」。これを最大の特徴として説明しています。
動画を見る → 個別面談を予約 → 面談で「やりたいこと・困っていること」を話す → 先方が審査 → 通れば入会。面談ではAIのスキルや開発力は問わないと明言しています。初心者向けには「一緒にあなたに合ったAI自動運転を考えるロードマップ策定会」という位置づけも案内されます。
ここから下は動画に出てきません。公開情報で調べた結果です(2026年9月5日確認)。
| 動画での主張 | 判定 | 確認できたこと/出典 |
|---|---|---|
| DeNAでマーケティング責任者。その後創業した会社を上場企業へ売却 | 確認できた | メディアエンジン株式会社をソウルドアウト(現・博報堂DYホールディングス傘下)へ売却し、執行役員に就任。myuuu.co.jp ほか複数のインタビュー記事 |
| 株式会社ミュウの代表 | 確認できた | 株式会社MYUUU。2023年にドバイでMYUUU FZCO、2025年2月に日本法人を設立。渋谷区。myuuu.co.jp |
| 電通グループのセプテーニHDと資本業務提携 | 確認できた | 2025年5月にセプテーニ・ホールディングスが正式リリース。グループのFLINTERSと連携。septeni-holdings.co.jp |
| 補助金サイトを運営 | 確認できた | 「補助金エージェント」は実在し、運営会社はMYUUU。hojokin-agent.jp/about |
| 月20万〜30万ユーザー/1日100件の問い合わせ | 出典なし | 動画内にも公開情報にも、第三者が確認できる出典は見当たりませんでした |
| AIが自治体サイトを巡回して給付金を集めている | 要確認 | 動画では自治体の公式サイトをクロールすると説明。一方、サイト自身の説明では経済産業省のjGrantsと連携して毎日自動更新とあります。どちらが主なのかは、この情報だけでは判定できません。hojokin-agent.jp/about |
| OpenClawがOpenAIに100億円で買収された | 形が異なる | 2026年2月、OpenClawの開発者がOpenAIに移籍。プロジェクト自体は財団へ移りオープンソースとして存続しています。「製品を買収」とは事実の形が異なります |
| 会員の成果(年収1,500万、月商300万 など) | 出典なし | すべて口頭。人物・企業名は伏せられており、確認できません |
批判ではなく、判断のための整理です。
この6つを最初に聞けば、判断に必要な情報はそろいます。
| 聞くこと | なぜ |
|---|---|
| 参加費はいくらか。月額か一括か。最低契約期間は | 動画で一切触れられていないため |
| 退会後もキットと会員システムを使い続けられるか | 使えないなら「渡す」ではなく「貸す」 |
| スターターキットは20〜25体そのままか、絞ったものか | 「カスタマイズしてお渡し」としか言っていない |
| 会員システムの再利用ライセンスの具体的な条件 | 「ライセンスに応じて」としか説明がない |
| 第1期70名のうち、実際に事業が回ったのは何名か | 提出30名・入賞4名は分かるが、成果の数字ではない |
| 規約リスク(自動投稿・自動応募・フォーム営業)への見解 | アカウント停止は自分に返ってくる |